家で過ごす時間
次の転院先に入院するまで約1週間、久しぶりのお家です。
元気があれば少し外に散歩に出ることもありましたが、基本的には横になっている時間が多く、起き上がる動作にもひと苦労。入院での筋力低下は思っていた以上でした。
抗がん剤投与ではもっと体力を使うと聞くので、できる範囲でもう少し動いて頑張って欲しい気持ちと、せっかく帰ってきたのだし無理せずゆっくりして欲しい気持ちとの狭間で複雑な心境でした。
拝見している闘病ブログの方々は、入院していない期間は割と普通の生活を過ごされている印象だったので、そのギャップもあり戸惑っていました。
もちろん患者さんの状況は千差万別とわかっているつもりですが、入院中元気だったので何となく楽観的になっていたのかもしれません。
せめて食事を、と思うのですが食がすっかり細くなってしまい、メニュー決めも悩ましくなりました。通常メニューに少しさっぱりした副菜、また汁物の頻度を増やしてみたり…。おそうめんは美味しく食べられるようだったのでよく食べていました。
病院では一人の食事だからみんなで食べられて嬉しいと言ってくれて、私たちも久しぶりに揃った食卓を楽しみました。
限られた面会時間だけでなく、話したいときに家族がそばにいる。
当たり前の日常のありがたみを改めて感じました。